キャンピングカーで、はじめての車中泊! その①「食事編」

道の駅・いちかわ 買い物 キャンピングカー旅

旅は好きで、ホテルや旅館に泊まるインドア派。見知らぬ土地でクルマを運転する勇気がないので、バスや電車など公共交通機関を利用して、食べ歩きに情熱を注ぐスタイルで生きてきましたが、ついにキャンピングカーで車中泊デビューしました!

東京を出発して千葉に向かう一泊二日の“慣らし”旅。素人丸出しですが、「無理しない(インスタ映えはねらわない)」「我慢しない(快適でなければ続かない)」「テクニックを学ぶ(日本全国の道の駅1064箇所をキャンピングカーで巡った師匠と一緒)」がテーマ。今回は、食事に関するお話をします!

どうしても抜けられなかった打ち合わせを終えて、東京を出発したのは午後1時。すでに腹ペコですが、お土産でもらった月餅をかじりながら市川市に新しくできた道の駅・いちかわに向かいました。

道の駅・いちかわ 外観

到着したのは14時。お昼ごはんは、道の駅・いちかわのイタリアンレストラン「トラットリア アル ポンテ」に入ります。東京にある有名店のシェフがプロデュース?しているようですが、雰囲気は道の駅の食堂。気楽に食事ができました(お値段はそんなに気楽ではないけど)。「しらすのペペロンチーノ」はサラダとドリンクがついて1200円。オレンジジュースを頼んだら、ブラッドオレンジジュースだったのがうれしかったです。

道の駅・いちかわ レストラン

食後は館内でお買い物。大きくて武骨(失礼…)なおにぎりを発見!ご当地っぽい具を探すと、行徳港でとれた魚を使った日替わりのおにぎりがありました。「漬焼魚」と書いてあるけれど、天ぷらにみえるなあと思いつつ購入。上からかじったら二口で具がなくなっちゃったのが悲しかったけれど、おいしいお米だったので、よしとするか…。魚の種類は不明です。

道の駅・いちかわ おにぎり

道の駅・いちかわで素晴らしいと思ったのは、コーヒー豆を販売する店があるところ。デカフェやオーガニックの豆などもありました。その場でローストしてくれるので、好みの度合いの豆が買えます。クルマには直火式のエスプレッソメーカーが積んであるので、豆を挽いてもらって購入。この日は平日だったので、コーヒー2種類(各100g)にエコバッグと次回から使える割引券がついて1000円というなんだかすごくお得なセットがありました。ここで豆を買ったおかげで、車の中はずーっとコーヒーのいい香りでした。

道の駅・いちかわ コーヒー店

さて、おなかもいっぱいになったし、次は昨年10月にオープンした道の駅・木更津うまくたの里へ。成田空港が近いので、間近を飛ぶ飛行機を眺めたり、普段はあまり見ない航空会社の荷物を運搬する専用トラックを発見して喜んだりしながら到着。道の駅・いちかわからは1時間ほどのドライブでした。

時間は16時半過ぎ。ここで夕飯の買い出しをすることにします。地元の野菜と、魚の塩こうじ漬け。肉も欲しいかな…とソーセージもかごに入れ、おこわと赤飯も買いました。調味料は、とりあえずお醤油があればなんとかなる!ということで、千葉のお醤油「下総醤油」を選択。お醤油をみつけると、ついつい買ってしまうんですよねえ。旅先には見たことのない醤油がいろいろあって、楽しいです。

道の駅・いちかわ 夕焼け

買ったものを冷蔵庫に放り込み、燃えるような夕日に見送られながら道の駅を出て、車中泊に選んだのは別の道の駅。ポップアップルーフをあげて、料理をスタートします!

まず痛感したのは、水が貴重だということ。飲料水はもちろんですが、排水も車内のタンクに溜まるので、おのずから節約モードです。少しの水で丁寧に小松菜を洗い、ソーセージと炒めて醤油をちょっぴり。ソーセージがしっかり味をつけてくれるので、シンプルだけれどおいしくなりました。

車中泊 調理

それをお皿に盛ったら、ざっとフライパンをふいて(キッチンペーパーなどで拭くことが多いそうです)、次は魚。これも味付きで、焼くだけなので簡単です。

このフライパン、アウトドア用で高性能。コンパクトにしまえるし、油がなくても焦げ付きませんが次の料理をするために汚れをふき取るときに熱くて大変でした。こういう車内での使い方を考えると、我が家で使っているニ〇リのフライパンが、すぐに熱くなってすぐ冷めるので便利なのかもしれないなあと思いました。

最後はピーマンを焼いて、下総醤油をからめていただきました。食事は程よい量で、しかも野菜もたっぷり食べられて大満足。お皿も、枚数が限られているので工夫して使いまわすし、水をジャージャーながすような洗い方もせずに汚れをふき取ります。この感じ、なんとなく覚えがあるなと思ったら、中東の乾いた土地の修道院に泊めてもらったときと同じでした。日々の水の使い過ぎを、こんな形で実感…。

朝は6時に起床。コーヒーを入れて(思ったより火力がしっかりしているので、あっという間にできあがります)、千葉の牛乳「房の恵み」を使ってカフェラテにして、千葉らしく梨をむいて、シンプルな朝ごはんです。はー。大満足。ホテルや旅館の朝ごはんって、ついつい食べすぎちゃうからなあ。

車中泊 エスプレッソ

初めての車中泊の「食」は、思ったよりも簡単で、楽しくて、おいしいものでした。私は食べることが大好きなので車内でも何品か作りましたが、長旅だったら、もっと手を抜く日が多くてもいいかな。ラーメンとか。

今回感じた、キャンピングカーでの旅の食に関する魅力は、以下のような感じです。

  • 車内で食べることを想定しながら買い物ができて楽しい
  • 数日間の旅の途中でも、生ものが買える(車内に冷蔵庫がある!)
  • できあいのものを買うのではなく、調理でひと手間加えられるのが面白い
  • 外食ばかりにならないので節約ができる
  • 食べる量を調節できる

逆に課題は

  • 料理のにおいが車内に残りがち(夜は魚の香りにつつまれて眠りました)
  • ティッシュの消費量が多い(お皿などをふくので)
  • 暑い時期は、ごみの処理が大変そう

です。

より快適なキャンピングカー旅をめざして、これからも研究?を重ねたいと思います!(麻)

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