東京キャンピングカーショー2019 TAMA@MACお気に入りの3台

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7月20・21日に東京ビックサイト・青海展示場で行なわれたショーは、来場者2万3000人で大盛況でした。そんな会場で、TAMA@MACが気になった3モデルを紹介してみたいと思います。

まずは軽キャンパーメーカー「オートワン」で展示されていたエアーオーニング。イギリスのカンパというメーカーで今流行のエアーチューブフレーム構造のオーニングタイプテントです。実は私は、2010年頃に製造終了したHYMER Puckなるキャンピングトレーラーを所持していますが、それ専用のテントが昨年末にカンパから発売され気になっていました。「Pop Air Pro260」と言うのですが、どう見てもそれにソックリ。というよりそのものではないかとさえ思ってしまうほど。

そこでオートワンの青木秀之社長に聞いてみると、このテントはオートワンがカンパと共同開発したもので、開発がスタートしたのは2年前にさかのぼるといいます。日本の軽自動車に装着したい、自社専用のアイテムを作りたいという要望から完成したとのことです。

日本で発売されたこのエアーオーニングは、オートワンの軽キャンパー専用オプションのため単体で売ることはなく、サイズや形状もまったくのオリジナル製品です。

次に気になったは、広島のビルダー「RVインパクト」が製造したベビトラK・150。ド派手にインチアップした車高、一代前のキャリーに専用のフロントフェイスを取り付け、ペイントがなんと水性塗料の刷毛塗りの刷毛目残し。今時です。

キャリー4WDは走破力があって人気があります。その車体に流行りのつや消し塗装仕上げでエンブレムやデカール類にも気を使い、ルーフトップテントを設置。小さいながらも欧米で人気のアドベンチャー的キャンパーに仕上げています。もちろん中身は、そこまでやるかと言わんばかりの本格派です。

開発の経緯を紺田茂生社長に聞いてみると、小さくてカッコイイものが作りたかったようで、前モデルのキャリーにこだわったのもフロントフェイスの形状と取り付けたパーツのマッチングから。そして塗装はなんと8回塗り! 刷毛目をカッコよく仕上げるのに苦労していて、よくみるとキャブのルーフにはブツブツした表面になる別色の塗装がされるこだわりようです。

そして3台目は、発売から時間が経っていますが「ミスティック」のレジストロ、トヨタ・ライトエーストラックベースのアウルです。さらに兄弟車というか軽自動車ベースのレジストロもあります。このモデル、やたらと女性に人気があって、ショー会場でも若い女性がひっきりなしに中に入っていくのが印象的でした。

その愛らしいルックスは女性に限らず人気ですが、これまでのキャブコンとは一線を画したコンセプトとデザインが受け入れられた証拠でしょう。このあたりは、バンコンで人気になりつつあるバンライフ的思考や、オシャレさがキーワードになっているようです。

というわけで3モデルを紹介しました。今後も各地のキャンピングカーショーで見ることができるはずなので、見かけたらジックリと見学することをおすすめします。

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