日本でも広がるキャンピングカーの旅。日本RV協会の調査によれば、2017年度の新車の販売台数は5000台(かなり伸びています!)。
一方アメリカ合衆国はどうなのかというと、RVIAのホームページには2017年は50万台とあります。50万台…すさまじい数字です。これだけキャンピングカーが広まっている国ですから、きっと魅力的な旅ができるはず。
そんな旅の手配をしてくれるのが、アメリカのキャンピングカーレンタル会社エルモンテRVの総代理店、エルモンテRVジャパンです。エルモンテRVは1970年創業の老舗。アメリカの主要都市およそ30か所に支店や営業所を構えていて、2000台ものキャンピングカーを保有しているそうです。現地で日本語対応をしてくれるスタッフがいるので、英語に全く自信がなくても、これでハードルがぐっと下がります。
実際にお話をうかがってきました!
対応してくださったのはエルモンテRVジャパンの山崎雅一さん。2006年からエルモンテRVの総代理店として、数々のお客さんをアメリカに送り出してきています。
「利用される方は年々増えていますね。2015年度は年間20~30台だったのが、昨年は130台くらいを手配しました。知名度があがってきたことが大きいと思います。スマホで旅のブログを読んだり、体験した人から話を聞いたりして、自分も!ってなる方が結構いらっしゃいますよ」
旅に出るほとんどの人が、キャンピングカーを運転したことがない人たち。たとえ日本国内でキャンピングカーに乗っていたとしても、アメリカのそれは大きさからして別格です。もちろんいろいろなタイプの車がありますが、大きなものでは8人も乗れるそうで、日本では走れないサイズの車もあるそうです。
「今、一番多いのは卒業旅行での大陸横断です。期間は平均して2週間くらい。旅慣れているというよりは、好奇心の強い人たちという印象ですね。もともと高校の同級生だったとか、いろいろな大学の混合、男女の混合も結構あります」
車一台のレンタル代は何人で乗っても同じなので、8人で借りればそれだけ割安になるし、長い期間自由に旅ができるのも、大学生にはマッチしていそう。
「昔は団体旅行が主でしたが、今は日本人の旅行形態が変わってきています。キャンピングカーはベッドメーキングや料理など、全部自分たちでやらねばなりません。今までの旅行とは全く違いますよね。でも、そのわずらわしさをこえれば日本ではありえない体験がたくさんできます。でも、期待とともに不安も大きいでしょうから、その不安はこちらでサポートして少しでも小さくするようにしています」
小さなことから大きなことまで、充実のサポート体制
まず、グループごとの希望をきき、季節なども考えたうえでそれに合わせたコースを提案してくれます。中には自分でコースを考え、それを山崎さんに添削してもらう人も。山崎さんはご自身でも何回もアメリカをキャンピングカーで旅しているので、体験から学んだことをなんでも教えてもらえるのです。
「アメリカのスーパーは大きくてとにかく面白い。見ているだけで楽しくて、最初は1時間はかかりますよ、とかね。ははは」
さらに、DLTという本の運転免許を翻訳したものを作ってくれるので、国際免許をとる必要もないそうです。国際免許はとるのにもお金がかかるし、いろいろと面倒な割に有効期限が1年という衝撃の短さなので、これはうれしい。
さらに、現地にいる間は日本人のスタッフがLINEでサポートしてくれます。パンクしてしまったとか、冷蔵庫が良く冷えないとか、様々な相談があるそうですが、いずれにせよLINEなら気軽に相談ができますね。
旅のノウハウの詰まった冊子ももらえます。高速道路の課金の仕組みや知っておくべき交通ルールの紹介、RVパークの利用方法、日本から持っていくと便利なもの、現地で買うといいもの、観光名所の巡り方、それらがまとまっているので、これをもっていけばなんとかなりそう。
卒業旅行の場合、家族が心配して電話で問い合わせてくることもあるそうです。物騒な事件も報道されることもありますからね。その際も、きちんと相談にのってくれるそうですよ。
でも、実際のところ、お金はどれくらいかかるんでしょうか? また、どんな準備をすればいいのか? 次回はもうちょっと具体的なお金の話などを紹介します。
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